第7回伊豆昔語りの会報告

2023年9月16日(土)、大仁くぬぎ会館(伊豆の国市大仁)で「第7回伊豆昔語りの会」を開催いたしました。暑い中を各地からお出かけくださり、参加者は27名でした。

「鈴木さんが語った昔話を、学校の読み聞かせの時間にお話したい」という申し出がありました。この会の目的は昔話を次の世代に伝承することです。いろいろな場所で語っていただけるとうれしいです。

高齢の方が参加され、「子どもの取り違え」を聞いて、ご自分も狩野川台風で濁流に流されたが釣り舟に救助されたと話してくれました。貴重な災害体験のお話を録音させていただきたいと考えております。

日程 9月16日(土)9:20~11:30
会場 大仁くぬぎ会館(伊豆の国市民交流センター)会議室2
第1部 昔話の教室9:20~10:15
「昔話の構造と特徴」(石田美智子さんの語りとお話)
1.昔話の構造 ①昔話はうそ話 ②登場人物は、はっきり役割分担されている ③人や物は、内面や背景を持たない ④登場人物の行動や出来事で 話(筋)が進んでいく ⑤3回の繰り返し、同じ場面は同じ言葉で語る
2.昔話の特徴 ①昔話は図形的に語る ②色は原色を好む ③数字は奇数(3・5・7・9)と12、0のつく数字(10・100・1000…)を好む ④小道具は直線的な細長いもの、硬質なものが好まれる ⑤極端に語る
休 憩10:15~10:30
第2部 昔話の語り10:30~11:30
①三井茂子 ガバナー江川坦庵(『江川坦庵お話十話』)
②山田和代 赫野姫(かぐやひめ『神道集』富士浅間大菩薩の事)
③鈴木暹 観音さんの相撲(伊豆の国市田京 西島まさ)
④鈴木暹 子どもの取り違え(狩野川台風の体験話)
⑤鈴木暹 あめは金仏様(伊豆市関野 鈴木とみ)
⑥鈴木暹 十六羅漢(西伊豆町 山本とよ)

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